ただいまラージ

大阪にいます。

台湾、東京、埼玉、神戸へ。仕事がラージで、暮らしもラージの新年1週間。
このところ自転車で走る度に、仕事と暮らしのラージ度数を確認するようにしている。
ラージラージ、サウダージ。
急にボッサな気分になりながら。

写真は、台湾。
台北市内のカルチャースポット。松山文創園区(ソウシャンウェンチュアンユェンチュ)。築75年の元たばこ工場をリノベーションした巨大な文化施設。巨大過ぎて、もてあましていた空間の窓に映る窓。

しばらく続きます。サウダージ。

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元旦の過ごし方

元旦は毎年だいたい京都で過ごす。
「どんぐりあった!」と両手いっぱいのコロコロどんぐり。
これでしばらく探さなくていいや、とほっとする。京都ナイス。

ほっとしたのも束の間。毎年恒例になってきている姉妹(+夫)元旦映画鑑賞へ。
今年は何にしようかと、考えに考えて一番重そうな『レ・ミゼラブル』になった。渋り渋り恐る恐る新京極のMOVIX京都へと参る。こどもはもちろん預けて。

で、どうだったか。
3時間の映画で、2時間泣いてました。

念のためにとハンカチではなく首に巻けるくらいのスポーツタオルを持参していたのが、我ながら大正解だった。全編オールミュージカルなので、オールソング。言葉(セリフ)の間とか、意味とか、余計なことに意識をやらなくていいので、オールダイレクトアタック。脚本、撮影、美術、衣装、役者、音楽、演奏、歌。余白なしのオール山場。びっくりした。びっくりした度数でいうと、ビョークの『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000年)をついに上回った。1998年に見たジャン・バルジャン=鹿賀丈史の舞台版(大阪・飛天)ではほとんど意味が分からなかったのに、全部来た!年取ったというのもあるだろうけど。とにかく、びっくりした。誰かが歌う度にこみ上げて来るから、嗚咽しそうになり、タオルを噛み締めていた。夫も妹もだだ漏れしていた。逆に途中、出て行く人もあった。それもすごく分かる。わたしは途中もう完全に座席に立ち上がり、一緒にフランス国旗振っていた(感じ)。子育てでしんどいとか、仕事でしんどいとか、ぐちゃぐちゃ言ってる場合じゃないよ、ジャン・バルジャンを思い出せと。奮い立っていたのだった。

実家に帰って、父や母に映画の事を話すとまた泣けてきて、そうしていると、テレビにはウィーンフィルハーモニーのニューイヤーコンサートが。先日 撮影させて頂いたチェリストのヘーデンボルク・直樹さんが登場されていた。再び大興奮。なんか、もう、すごいよ元旦!

よい音楽、よい映像に、2013年もたくさん出会える予感。
いやもうすでに充分だけど。
明日から台湾、帰国後はすぐに東京へ。
大丈夫かな、わたし。いってきます。

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一仕事終えて

大晦日。遅ればせながら年賀状200枚書き終えて、寝転んで、レゴしたりパズルしたり、昼寝したり、靭公園を散歩したり、「どんぐり探して!」と いう難しい要望に答えたり、三輪車を追いかけたり、堀北真希をうっとり眺めたり、いつも通りの一日でした。

おかげさまでこの1年は無事に、健康に過ごすことができた。元気でいれるだけでこんなにも有り難いなんて。咳なし、熱なし、倦怠感なし。あの底の 日々から丸2年。ようやく身体の芯が戻ってきた2012年。まだどこかでやっぱり不安を感じることもあるけれど、全部ひとまとめに生きていきたい。

今年の大きな変化はそれだけではない。息子が外で抱っこを言わなくなったこと。3歳になって、ちょうど体重も米3袋強くらいになった頃だろうか。 こちらは重いは、自分も居心地そんなによくないわと分かってきたのだろう。それまで本当に何が怖いんだろうと思うくらいに地上に降りなかった。で も、それでOKと思っていた。90cmやそのあたりから見る風景なんて、奇妙で怖いに決まっているし、いつか降りるだろうと思っていた。それがほんとに丸3年で着地。3年もとお思いかもしれないけれど、我らは幸せだった。着地までの日々を、空中移動を、みんな支えてくれてありがとう。

写真はますます楽しくなってきた。17歳から変わらずフィルムカメラを触り、仕事にまでなっていること。17年経っても、ドキドキするし、分からないし、難しい。今日だって、ほんとはクリスマスの写真を大きくアップしたかった。だけど、どれもしっくりこなかった。悔しい。フィルムで撮って、プリントして、データ化して、編集して、言葉をつけて、そしてようやくアップできる。この時間が、このブログがきっとますます写真を楽しくさせてくれている。

2012年もたくさんおつき合い頂きありがとうございました。
2013年も毎日を丁寧にサヨウナラしていきたいと思います。

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