家が会場

この秋、出し切ってきたお仕事がカタチになってきています。

出し切って来すぎてカスカスなので、淡路島でエステしたけど、それでも1週間したらまたカスカスなので、誕生日に買った無印良品の「超音波アロマディフューザー」にブレンドエッセンシャルオイル「リラックス」を7滴入れて潤いを。何、これ。抱えて寝たいぐらい癒される。

いやいや、全然寝ている場合じゃないよ。

“家が会場”の展覧会『街 建物 リノベーション展』が大阪市福島区で開催中なんだもの。リノベーションのパイオニア「アートアンドクラフト」さん(大阪市西区京町堀)のこの10年の歴史と、 コンセプトハウス「クラフトハウス」(今回の物件は商店街の中の築年不詳の木造戸建をリノベーション)に誰でも入り込める仕掛けになっている。わたしはこの展覧会にまつわるあらゆる写真を山ほど担当させていただいた。17歳の頃から家の写真の仕事がしたい(新築じゃなくて)と漠然と思っていたことが、17年経って、ほんとにど真ん中に、そしてこれ以上ないくらいに叶っていることにただただ感謝。感無量。だからカスカス。だから嬉しい。

昨日、オグラユウジくんと2人でこの家会場へ。彼はいつも山ほどわたしの”家の写真”をプリントしてくれているけれど、実際に一緒にリノベーショ ンされた空間に足を運ぶのは初めて。入るなり、わたしたちの”写真”が山ほど美しく展示されていた事にまず驚いてくれ、家に入るなり様々な建材とデザイン、そして射し込む光と空の風景に感嘆の声。そして何故か、畳下の収納に一番感動していたオグラユウジくん。それを横で聞いているのがおかしくて、吹き出しそうになっていた。そういうストレートな、そういう普通の感覚が、見れて聞けてよかった。この家、3980万で購入可能。

人それぞれ、住まい方自由でいいと思う。
ただそれが自分に合ってれば。
新築でも、タワーでも、建て売りでも、団地でも、町家でも長屋でも小屋でも。
その選択肢のひとつとして「リノベーション」という手段があるよってだけ。
知るだけでも、知ってほしい。

オープニングのトークショウで編集者の竹内厚さんが言っていた。
「家の奴隷にならない」、「家に負けない」、「それがリノベーション」。

【街 建物 リノベーション展2012】
2012年11月16日(金)-25日(日) 13:00-20:00
会場:クラフトハウス福島区聖天通
http://www.a-crafts.co.jp/machitate-ten/

関連記事。たくさん写真を掲載してくださいました。
used living -life style web magazine-
http://www.used-living.com/topic/artandcrafts

*写真右/街 建物 リノベーション展チラシ(聖天通商店街で秋の朝撮影)
*写真左/同時にオープンハウス開催中のセレクト型リノベーション「TOLA3」のチラシ(こちらの写真もすべて担当)

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