登別のおうち

いい予感的中。

登別のお宿に到着するなり、すぐ近くのとあるおうちにお邪魔させて頂けるチャンスが到来したのだった。
もちろん、カメラを片手に。

一階は車三台分くらいのガレージになっていて、入り口は二階。広々とした玄関を入り、広々としたダイニングキッチンを通過、そして広がる巨大なリビング。もともとは半分が和室だったのを壊して一続きの空間へとリノベーションされていた。その横にはバストイレ、ホテルのような客室が一部屋。そしてカーペット張りの階段を上がる。天井は常に板張り。築40年の歴史を垣間見る土壁の白いペンキ塗装とアーチ型の装飾。この空間を囲むように、子供部屋と寝室、あと2部屋とシャワー室とトイレが並んでいた。暖房設備はやはり大充実。半袖裸足で暮らせるって聞いたことがあったけどほんとだった。
そんなこのおうち。なんとなんとお家賃は大阪のワンルームマンションくらいのお値段。これがミラクル北海道。

とはいえ、大きな家を全面的にリノベーションするのはなかなか大変な事。代々住まわれてきた方の痕跡は残さざるを得ない。そのうえで、いまのご家族のライフスタイルに合わせてところどころバージョンアップされていたのが素敵だった。

初めての北海道で現地の方に暮らし方のひとつを見せてもらえた事。お話を聞かせてもらえた事がとにかく嬉しかった。そんな気持ちを込めて、大きなリビングでご家族の風景写真を残させてもらった。

『世界を旅するように、誰かのおうちを旅したい』
そう言い続けている日々。
ありがたきことに、夢がまたひとつ叶った。

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