山吹色のフラットシューズ

この週末は京町堀の「アートアンドクラフト」さんが手がけられたお住まいから最新の2軒を撮影させていただいていた。古いマンションがリノベーションされること。そこに住まわれている方々が楽しく笑顔で暮らされていること。そんな家と人をいつもいつも心トキメキながら見つめている。幸せ。

今日は久々にやってきた家族そろってのオフ日。本町のカフェ「シェ・ドゥーブル」さんで開催中の靴作りワークショップ『Shoes Laboratory 2010』の2日目にうかがった。そしたらせっかくなので記録写真をという事になって、息子が足にからまりながらも手持ちだったKLASSE Sで切り撮らせて頂いた。参加者の方々はびっくりされたのではないかと、ずっと気にしつつも、そんな事どうでもいいよくらいの真剣さと集中力で靴をトントン作られている姿がそこにはあったので遠慮なくお邪魔した。その中の1人。山吹色の作りかけのシューズを手にしていた女の子と目があって、あ、完成を見せてもらいたいなと思った。

それまでしばらくの時間は南船場の「Johnbull」さんへ。夫の脚が妙にほっそり見えるということで最近よくお世話になっているシュとした服屋さん。シュっとしているのに、こういう時にかぎって息子はアクセサリーショーケースにしがみつきながら一生懸命踏ん張っていた。そして泣く泣く特別にお手洗いをお借りすることになったのだが、これがもう史上最高に難しいオムツ替えとなったのだ。お店の一角で当然、赤子が入ることなどまずないという設定で人一人ギリギリ立てるかどうかくらいのスペース。ふたがプラスチックのため乗せるのもちょっとどうかという感じでほぼ空中で替えるしかなかった。冷や汗と脂汗が吹き出たひとときだった。もちろん外に出る時はシュとした顔で出たけれど。

そんな小さな空中戦を経てぴったり5時。間に合った。山吹色のフラットシューズは女の子の手からその足へとぴったりと合っていたのだった。

100926_171540.jpg

Archives by Month