WORK『にっしー 第3号』
昨日はそのにっしー編集部が主催する西区民センターでのトークイベントに出演させていただきました。
平日のお昼ど真ん中にも関わらず、ご参加くださったみなさまありがとうございました。
区民のお一人からのご意見をきっかけに、あったかほっこりだけではない、「まちと子育て」の本質のような深いお話にまでたどり着けたような貴重な時間でした。これまで『にっしー』の製作に関わりながら考え続けていたことに、あらためて気づかされました。
第一号の「公園ラブ。」という特集タイトルからはじまるように、西区にはたくさんの公園と緑がある反面、そこには実は危険もともなうということ。大阪の治安は決していいとは言えないのがやはり現実。
わたしはママ友からの薦めで大阪府警察から配信されている「安まちメール」に登録していることを伝えました。「何時何分○○区○○町○○番地にてひったくり事件発生」などが送られてくるシステム。女性被害・こども被害・不審者情報などが次から次へと(残念なことですが)送られてくるのです。
あまりにもたくさん来るので怖くなって停止しようかとも思ったのですが、”知ることは命につながる”と思ってきたのです。知れば少しばかりでも何かを回避できるかもしれないし、注意したり、意識したりすることができるのです。
街を知ることで防犯につながり、防災につながり。美化につながる。そして健康につながり、命につながる。
ただしここで思う「美化」とは、やみくもに人やモノを排除するようなことではなく、一人一人の小さな配慮の気持ちのようなもの。
ゴミをポイっと捨てないでおこうとか。そういう感じ。
『にっしー』がこの3号をかけてやってきたことの一つに、わたしはそんなことがあるんじゃないかなぁ。とお話させて頂きました。
大阪西区の地元情報誌『にっしー』は平成25年度の国の緊急雇用創出基金事業によって発行されてきました。
36歳の若き区長の柔軟な考え方とともに、9名の編集委員たちの努力あって、街ではかなり話題となりました。しかし、当初からのお約束でこの第3号で事業は終了します。また形を変えてでも、復刊することを願いつつ。
ラストの表紙は靭公園の軟式テニスコートにて。
たまたま出会えた西日を浴びて元気に走るこどもたち。
表紙に提案したら、決めてくださった。
最後まで満足のいく奥深いお仕事でした。