丸の内〜南青山〜浅草

2日間、東京に行っていた。
行きも帰りも新幹線はグリーン車(ポイント利用。最高!)。撮影はまだまだ2-3時間が限界で、室内メイン。機材は宅急便で発送する。あらゆる方々にご理解を頂いて、今のわたしにできる最大限を駆使してご一緒させて頂いている。本当にありがたいありがたい毎日なのだ。

●丸の内
撮影仕事自体は2日目の浅草にて。念には念をと一日前に東京入りする事にした。じっくり休暇を取っていたこともあったのか、体調もよく、リハビリもかねて、その1日目はまず丸の内で。以前写真モデルにもなってくれた友人親子とランチすることができた。わたしの初めての「ママ友」でもあって、大阪からの引っ越しの際は号泣だった。待ち合わせは東京駅丸の内側地下改札。久々の再会に嬉しく大きく両手を振りながら小走りした。友人がキープしてくれていたのは新丸の内ビルディング7FMarunouchi Houseの「HENRY GOOD SEVEN」。オフィス街のためかそれほど混んでおらず、1歳8ケ月のhanaちゃんもソファでゴロリとしたり、外の広いウッドデッキを走ったりしていた。大阪のお友達親子の映像を見せたりした後は、丸の内オアゾの中の丸善へ。ここの児童書コーナーは平日のためかまたすっきり空いていて、hanaちゃんにはアンパンマンで遊んでもらいながら母たちはゆっくり話ができて快適だった。ほんの少しの時間でも、こうして会って、ちょっと一緒に育児ができて幸せ。
次の再会を約束してサヨウナラした。

●南青山
そして次に向かったのは、南青山のPRESS ROOM & Appointment Shop「EDIT.303」。メンズ&レディースブランド「two. / two dot」などを手がけるデザイナー上本純平さんとプレス保田愛さん、そしてその二人の娘でモデルのnicoちゃんとの打ち合わせに。左の写真はプレスルームの一角(写真上)。笑顔の絶えないいつもニコニコの3人。チームのアイドルnicoちゃんは1歳11ケ月。実はこのチーム、以前は同じマンションの6Fと8Fという仲だった。東京に拠点を移されることが決まった頃にお話するようになって、展示会にも伺うようになった。そして今度一緒にある空間作りをする可能性がでてきた。東京と大阪、距離もあるし私事の問題もあるけれど、お二人と話せば話すほどくっきりとイメージができてきたのだった。カタチにしてみたい。ありがとうのキモチをいっぱいこめてバイバイした。nicoちゃんはなぜか自転車の空気入れを出してきては押しながら見送ってくれた(写真下)。

●浅草
前々日の大雪の影響で、東京入り1日目で届くはずの機材の一つ「三脚」が届いておらず大阪と浅草の配送センターに電話電話電話。ホテルのスタッフにも手伝ってもらう騒動に。一番怖いのが行方不明になっていること。あるのかないのかだけでもはっきりしてくれと掛け合った。でもここは日本。さすが日本。あるのだ。遅れはしたがきっちり浅草に。けれども時刻は夜9時。本来なら次の日ということなのだけれど、そうはいかない。電話越しに「明日撮影なので絶対必要なんです。」と担当ドライバーに懇願したら、担当区域外ながら車飛ばしてホテルまで持ってきてくれた。神様仏様ドライバー様だった。
はじめての輸送トラブルも乗り越えて、快晴。場所は撮影担当7年目のエスペランサ靴学院さん。YUIMA NAKAZATOのデザイナー中里唯馬さんによる今学院で最も熱気のこもった授業の空間撮影。中里さんはアントワープ王立芸術アカデミーでファッション科マスターを卒業。一度目はそのベルギーでお会いした。ますます鋭いオーラを放っておられた。できることならその風景をずっと眺めていたかった。しかしこの授業、最大9時間におよぶとか。凝縮した一瞬をフィルムに焼き付けて、無事に終了した。

帰り道、東京駅まで同行してくださった学院長の田川さん。息子のお土産にトミカの車を見ていたら、「これいいんじゃないですか。」とその手にはコンクリートミキサー車。ちょっとパワーのついた2日間の、ちょっとナイスな幕切れだった。

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