毛糸帽子の息子はただいま1歳８ケ月。身長86cmの体重12kg。でかいやら重いやら腰痛いやら。電車よりも車。アニメーションより実写。降りるより登る。行動派より慎重派。泣くより笑う。飲むより食べる。アンパンマンブームもトーマスブームも未だ来ず。好きな踊りは「ぱわわぷたいそう」（from NHKおかあさんといっしょ / 歌：中西圭三）。毛糸帽子（好き過ぎて寝る時もかぶるお友達母さんの手作り帽子）をかぶりながら指先で踊っているのは実はこれ。知る人ぞ知る「ごっつんこ〜」の部分を小さめにやっている（下の2011.03.01 goodbye写真「knitted cap」）。

さて、どっしり大きな高知県の特産品「土佐文旦（ぶんたん）」。

先日、そのぶんたんがお部屋の真ん中にどっさり積まれたお住まいの空間撮影にうかがった。写真はその様子。京町堀のリノベーション屋さん「アートアンドクラフト」さんが手がけられた、これまた心地よいこだわりのつまった川沿いのお宅だった。「kimidori」さんのほどよい昭和の中古家具と、「TRUCK」さんの重厚なソファ、そしてアーコール社のゴールドスミス・ウィンザーチェアが美しいバランスで配置されていた。それはまさに住人と時間と空間とのバランスでもあった。１時間半の撮影が終わると、そのぶんたんを剥いて出してくださった。初めて座るウィンザーチェアは見た目以上の座り心地。帰り道は車いっぱいに広がるぶんたんの香り。このかごの中から３つ分けてくださったのだった。

甘くもなくすっぱくもない、これもまたちょうどいいバランスで。

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