黄色い帽子のカメラマン

今週のはじめは息子とのお仕事だった。黄色い帽子のカメラマンは小倉優司くん。食事からお昼寝までのイメージ撮りのため我が家に集結。左の写真は打ち合わせ中の様子。黄色い帽子があっちこっち行ったり来たりせっせと動いてくれた。息子はそんな大人たちの様子を分かっているのか、どうなのか、しかしどことなく「ちゃんとしとこう」モードで約3時間の撮影を無事終えたのだった。

その夜のこと。いつもと違う一日を過ごしたせいだろうか、息子の感覚はいつも以上にシャープになっていた。一緒にお風呂に入っていると、ある瞬間、ぴたっと動きが止まった。何かを凝視していた。何かと思ったら、それは干していたネットから滴り落ちる「しずく」だった。光の反射でそれらはキラキラと光っては消えていく。なるほどと思った。そして「きれいやねぇ」「美しいねぇ」とわたしが言うと、喜ぶどころか少しおびえた様子でしがみついてきたのだった。

自然の美しさと怖さ。
しずく一つからもう一度気づかされた、静かな夜のひとときだった。

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