ナースコールが押せなくて

ただいま療養生活in京都。
毎日次から次へと頂戴する励ましの便りに、涙腺が忙しい。
ありがたいのと、恥ずかしいのと、情けないのとでこれまた忙しい。

情けないついでに、もうひとつ。
なんであんなに押せないんだろう。
ナースコール。

ぎりっぎりまで我慢して我慢して、満を持して押していた。
とにかく今回一番苦しかったのが鼻がふさがってかつ咳が出た時の呼吸困難。それを緩和するためのお薬を持ってきてもらうにはコールが必要だった。3時間毎にふさがり始めているのが分かるのに、なぜだかスタッフワークを気遣って、もうちょっと後かなとか。他にも点滴が落ちてないとか、点滴がちょっと痛いとか、発熱発汗で着替えがほしいとか。どれもこれもちょっと遅くて、結果良くなかった。喘息発作が起こりそうになるし、点滴は30分のところ1時間半かかるし、着替えが遅くて乾き始めていたし、痛かったところは点滴が漏れて硬結していた。

ナースコールだけじゃない。結局何だって、ぎりぎりまで我慢する。
我慢して良いこともあれば、悪いこともある。
友にも親にも夫にも何百回と言われ続けているのに。情けない話だ。

シャッターだけじゃない。ナースコールを鮮やかに押せる。
そんな大人に、わたしはなりたい。

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