ゲストスピーカーとして

「授業の1コマ、ご登壇頂きたい。」

夢のようなお声がけをくださったのは、元・ミーツリージョナル編集長の江弘毅さん(現・編集集団140B総監督)だった。終わった今でも信じられない。

場所はヴォーリズ建築が美しい神戸女学院大学。「メディア・コミュニケーション〜プレゼンテーションの技法」のゲストスピーカーとして、昨日29日、お話させて頂いてきた。今日はこうして振り返りながら、あちこちの筋肉痛をヒシヒシと感じ取っている。

学内でも優秀な20数名しか受けられない、この江先生の授業。
今年のゲストスピーカーは他に落語家さんとラジオパーソナリティーさん、そして博報堂コピーライターさんが1コマずつ来られるという。言葉を操られる方々の中、唯一「非言語表現者」として紹介頂いた。
とにかく、喘息が出ないかとそれが不安で朝は治療用の吸入器を力いっぱい吸っていったのだけれど、江先生のその最初の一言一言に、わたしは安心と自由を得ていった。横には巨大なプロジェクタースクリーンという特別なステージなのに。そして目の前から迸る(ほとばしる)熱い視線に、トークは一気にドライブしていった。

内容は、そう、「写真を撮るという仕事」について。
3年間パンフレット撮影を担当させて頂いてきた神戸女学院大学の写真を通して、わたしの撮影スタイルをこれまでのエピソードを交えて。踊るように。

振り返ると自分のテンションの高さに反省しきりで帰りの電車ではもぬけの殻。
直行直帰。穴があったら入りたい。
息子のお迎えに行けないくらいベットで干からびていた。
オーケーオーケー。それでいい。
昨日の90分は確実にわたしを次へと進めてくれた。

感謝が溢れ出て、筋肉がバキバキ言っている。

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