夫、ひとり旅に出る

今朝も息子は園の入り口から泣いていた。3連休明けからいろいろ飛ばしても5日間。毎朝30分だけ悲しくなっているそうだ。どうしたんだろう。何なんだろう。と今朝も夫と分析すると同時に、「デンチャ〜デンチャ〜」と息子が訴えはじめた。なるほどそういうことか。俺は電車が見たいんだよ。園のBRIO(木の電車&レール/スウェーデン製のおもちゃ)では満足できないんだよ。俺はとにかく”阪急電車”が見たいんだよ。そんな感じがしてきたのだった。わたしはこころが折れそうになるので、送りは夫。しばらくみなで踏んばりたい。

さて、夫34歳。奈良生まれ。出会いは大学を出た後にさらに通っていたアートスクール。お互い、メディア編集を学んでいた。もう10年くらい前のこと。当時使っていたパソコンがMacBook G3(黒いノートブック)と同じだったことから、頼りにしはじめたのがきっかけだった。28歳で結婚。31歳で写真とプリント社設立。ソウル、ディスコ、ハウス、とくにシカゴ好き。日本語ラップ、ポップミュージック全般好き。隙あらば漫画読みたい、アイス食べたい、レコード買いたい、映画観たい。だけどできない。そんな暇ない。ヨメはん療養。俺、動揺。お風呂。おむつ。着替え。寝かし。家事、仕事。なんでもやるぜ。がんばるぜ。という今日この頃である。

3連休、「ひとり旅に出てもよかろうか。」という申し出を誰が止められようか。いってらっしゃい。どこまでも。行き先は岡山から倉敷、鳥取県、出雲大社、そして米子。ゲゲゲである。予算3万握りしめ、もちろん鈍行列車。学生時代の友人たちの力を借りて移動ありーの、あまりの暑さにTシャツにパンツはコインランドリーで洗いーの、100均でサンバイザー買ーいの、ナチュラクラシカでリクエストしておいた砂浜ひとりポートレイト撮りーの、いきいきとご帰還の34歳だった。

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